自動車保険の等級制度 2012年度版

 等級制度とは、事故が多い人、少ない人で保険料負担に不公平が生じないようにする制度です。

 等級は1〜20まで有り、新規で契約した場合6等級から始まり、1年間無事故(保険の使用がない)場合1等級上がります。事故を起こして、保険を使用した場合、3等級下がります。

 また、保険加入者の等級の情報は、全ての保険会社で情報共有されており、保険会社を変更しても等級は変わりません。

 下図は、保険料が10万円の場合の等級表です。

2012年4月の改定で同じ等級でも上がって来た人と下がって来た人では、事故のリスクが違うので、保険料にも差をつけようということになり、事故経験が有ると保険料がより高くなるように設定されました。

無事故の場合の保険料は、6等級〜8等級で以前より10%ほど割引率が増えました。 2013年10月より開始予定です。

1等級〜3等級になると、保険会社によっては、加入を断られる場合があります。

同居している親族間に限り、等級を譲渡することができます。

 等級プロテクト特約というものがあり、1年に1回だけ保険を使用しても等級を維持できます。

 事故を起こしても保険を使用しなければ等級は下がりません。修理費が少額場合は、保険を使用せず実費で支払ったほうが良い場合もあります。

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